キブン

彼女が二日酔いの朝に淹れてくれた薄い目のコーヒー:酔いどれ譚十一杯目

もう全く思い出せなくて検索しても出てこなくて、知っている人いたら教えてほしいぐらい。

%e3%82%88%e3%81%84-01

たしか、二日酔いの朝に彼女が薄い目のコーヒー淹れてくれたらうれしかった、美味しかった的な歌詞だったんだけど、なぜかふと思い出した。

実際に二日酔いに薄いコーヒーはどうなのか、実践してみた。

なかなかの二日酔いの朝。起きてボサボサの髪で、うめく。少しソファでぐったりして、「あぁコーヒー飲まなきゃなぁ…」と思うのだけれど。

しかしもうまったく、身体が求めていやしない。

ただただ、どの態勢でもしんどい状態を繰り返し、思うのは、

「サウナに入りてぇ」

そう、求めているのはサウナだ。汗をかけば酒が抜けるという迷信を信じて、

僕はサウナへ向かう。

もちろんかけ湯はする。体も洗って、一通り湯船につかったら、もちろん突入する。

そうサウナへ。

たっぷり汗をかいて、なんか少ししゃきっとして体もぽかぽかだし、もう一日が終わったような気になってくる。

するとどうなるか。

ビールが欲しくなる。

もちろん飲んでしまう。

これはもう教科書に載ってもいい。

太字で書きませんか?

中学生の少年少女は今は意味が分からなくてもいいからアンダーラインを引くべきだ。

そう、これが「負のスパイラル」だ。

サインコサイン、関ケ原ももちろん大事だけど、今はひとまず暗記して、10年20年後に分かればいい。

そして本能でこれはダメなやつだ、本気で手に入れてはいけないものだとわかればいい。

人というのはどうしても自分に甘い。そもそも今回の話だってコーヒーを飲むことから始まっているのにもうコーヒーのコの字だって出やしない。

負のスパイラルを手に入れた人間は容易にそれに慣れる。タバコだってそうなのかもしれない。

そのうち「おれなんてスパイラルLv.18だぜ」なんて言い出して、スパイラル協会も設立されそれぞれの度合いが認定され、高レベル者には隔離が実行される。

そうなれば、お風呂上がりのビールも規制され、二日酔いすらできなくなる。今まで下りてきたスパイラルを一歩ずつ昇る処置がなされる。

そのうち負のスパイラルレベルによって物価が設定され、高レベル者は高額な買い物を強いられる。

この後に待っているのは暴動のみ。治安悪化の一途たどりサウナどころの話ではなくなる。

もちろん薄いコーヒーを彼女が入れてくれることもなくなる。

やはり、お酒は分量をわきまえて飲むのが一番いいのである。そして健康的にサウナへ入るのはいわずもがな。

“Column:福田管”







  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ピックアップ記事

  1. 日本の近代化を支えた兵庫県の鉱山開発-不夜城と呼ばれた東洋一の廃選鉱場「神子畑選…
  2. バーベキュー、ダム、温泉、プール、日吉ダムで秋のレジャーを楽しもう!
  3. 京都、日本、東京の移り変わりを考える古地図展がおもしろい
  4. 京都のお土産で人と違うものを渡したい時は島原の菱屋「うすばね」がおすすめ
  5. 大阪市内と京都市内を眺められる「大岩山展望所」は夜に行くと本当に怖い

関連記事

  1. キブン

    海外からの旅行者の好奇心が強くてハラハラした話

    撮影で、色んな場所に行きます。例えば、深夜二時から始まるお祭り、例えば…

  2. キブン

    雪化粧のかやぶきの里と大石酒造美山蔵

    美山かやぶきの里の冬の風物詩として人気のイベント「雪灯廊」。雪化粧の里…

  3. キブン

    京都の電車上から見るか横から見るか下から見るか

    岩井俊二監督の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」という映画…

  4. キブン

    はじめてお酒を飲んだ日:サラリーマン酔いどれ譚

    20代を安酒でバカ酔いをして過ごし、いまは40代以上の渋い飲み…

  5. キブン

    SNSもツイッターも、少しのあいだ忘れていました。一休和尚が過ごした大徳寺「龍源院」で悠久の時を感じ…

    一休和尚(宗純)が過ごした寺としても有名な、京都紫野の臨済宗大徳寺。そ…

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

2人の購読者に加わりましょう

  1. タベモノ

    ゾンビ映画を撮影するのにおすすめ-和歌山にある浜辺の廃墟カフェ「Bagus(バグ…
  2. タビ・アソビ

    【穴場】そっちの清水の舞台混んでるでしょ、こっちの舞台は空いてますよ。トイレの神…
  3. コト

    京都にきたら極楽浄土を体験して。西本願寺のライトアップは10月10日まで
  4. キブン

    みやこつづり-一頁目
  5. タビ・アソビ

    小説・映画にもなった赤目四十八滝で滝三昧
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。