キブン

酒を飲む最高のシチュエーション:酔いどれ譚八杯目

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酒を飲むシチュエーションは色々ある。

いつもの仲間と大衆酒場で一杯、ホテル宴会場で会社の新年会、ちょっと洒落た店で合コン、彼女とバーで一杯、家で好きなテレビを見ながら晩酌などなど。
楽しかったり、さほど楽しくなかったりいろんなシチュエーションがある。

酒を飲む最高のシチュエーション

少し話は変わるけれど、ある音楽家が、昔こんなことを言っていた。(正確には覚えてません。だいたいこんな事を言ってた程度)

「音楽がすごく生きる時があるんですよ。例えば秋のはじめ、美しい夕暮れ時で、気温がスッと低くなる時、そんな時、自転車に乗りながら音楽を聴いている。ちょうどいい感じ下り坂で。その時全ての景色や考えていることなどが音楽と溶け込む。そんな感じで同じ音楽を聴いていても、すごい沁みる時がある」

ちょっとクサいけどその感じ、僕もすごいわかる。
大げさかもしれないけれど、その瞬間、ああ生きていてよかった、人間に生まれて良かったって思うのである。

そう、それで話は戻る。
お酒にも同じことが言えると思うのです。
同じ酒を飲んでいても、最高に沁みる瞬間ってのが、存在すると。
夏の暑い日、しこたま働いて仲間といくビアガーデンだったり、大晦日コタツの中で紅白でも見ながらニシンをつつき飲む日本酒であったり。

いろいろたまらんシチュエーションがあるけれど、今んところ私的酒飲みシチュエーションランキング1位を発表すると、「キャンプで飲むウィスキー」である。

昼間の気温が嘘のように下がった夜、子供がテントで寝静まったあと、焚き火をしながら、自らウィスキーの樽チップで燻した燻製を片手に飲む、ウィスキーロック。
澄んだ空気、空は星だらけ、虫の声、焚き火のパチパチって音。その他は何もない。
そんな中、何にも考えないで飲むウィスキー。
これぞ、最強無敵のシチュエーション。
店や家で飲むウィスキーとは比べもんにならない。
こんな風に同じお酒でもシチュエーションが違えば沁み方が全然違う。

だから、僕を含めみなさんには自分がお酒を飲むうえで、気分が高揚するシチュエーションをできるだけ多く持ってほしいとおもうのである。
なぜなら、その時間は紛れもなく幸せな時間であり、当然、それが多ければ多いほど人生確実に愉しくなるからである。
“column:しょる”







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