酒の数だけ出会いがある。その場で出会った人と笑いあって酒を飲んだり、恋に発展したり、喧嘩になったり。30歳を超えたおじさん達には、酒の席での失敗がたくさん。いい出会いばかりではないけれど、今となっては良い酒の肴となったクスっとくる酒場体験記をいくつかまとめてご紹介。
そんなナンパのやり方あるんですね〜
ナンパの方法に良いも悪いもないのだと、あるのは面白いかどうかなのだと、この時実感。ただひとつ言えるのは、この物語に出てくるおじさまのナンパは、間違っている。
それは、僕がまだ社会人1、2年目だった頃。
中学時代の友人(今も遊び飲み仲間)数人と、河原町の裏寺町にある大衆酒場「静」で飲んでいた。この店は観光客がまず歩かない裏通りにある老舗居酒屋で、壁は学生の落書きだらけ(ある意味芸術的)、何故か壁にはフォークギターがかかっていたり(たぶん、酔っ払ったおっさんが爪弾く用)、とにかくパンチが効いている。
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若気の至りほど怖いものはなく、後々笑い話になるものはない
安いけれどアルコールは強い。若い時はそんな酒で満足する。とにかく酔えれば良いのだから。ただ、そんな時に手を出すと危険な酒があった。「ボイラーメーカー」。ビールの喉ごしで、バーボンのようなアルコールを摂取する。そんな羊の皮をかぶったカクテルを飲んだ友人の酒の席での失敗談。
大学生の頃の僕たちにはボイラーメーカーという暴君が君臨していた。
そいつはカクテルグラスにビールと、ショットグラスにバーボンという出で立ちでやってくる。
このときはまだ優しい顔をしているのだけど、ショットグラスをビールの入ったカクテルグラスにポトンと落とし、二つの液体がまじりあい、ちょうど琥珀色になったころ、そいつは暴君へと変貌する。
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男ってさ、飲み会でどんな話をしてるの?どうせくだらない話なんでしょ?「そんなに気になるなら教えてやるよ」
女性によく聞かれるのが「男って飲み会で何を話しているの」というもの。何を話していたのか思い出せず黙っていると、ふたこと目に出るのが「どうせくだらない話なんでしょ?」。悔しいけれど、大方合っているのでなんとも言えない。このお話では、実際男がどんな話をしているのか、具体的な内容をご紹介。女性諸君、普段、我々は酒を飲みながらこんな話をしておるのだよ。
だいたい30歳を過ぎると、だんだん定期的に飲みに行くメンバーが決まってくる。
気づけばあいつらとはだいたい毎月行ってる、別のあいつらとは3ヶ月毎に行ってる、どこぞの彼らとは年末に一度絶対飲みに行くなど。そして、それらのメンバーはだいたい皆男である。そう、よく考えると回数は違えども同じメンバーで何回も何回も飲みに行ってるのである。
よく、「同じメンバーでそんな飲みに行って話すことあるの?」と聞かれる。この質問をするのは圧倒的に女性が多い。
そして、私は決まって言う、「ある。」と。
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立ち飲み屋でのお酒の飲み方はだいたいこんな感じ
角打と呼ばれる酒屋が増えてきた最近の京都。個室でじっくり恋バナに華をを咲かせるなんて女性も段々と減ってきたのかもしれない。立ち飲みの居酒屋は平日であっても老若男女が集い、わいわいがやがやと酒と肴を楽しんでいる。そしておじさん達はこんな感じで、立ち飲み居酒屋で飲んでいる。これは立ち飲み屋で何かと戦うおっさん達のお話。おっさん達の飲み方を見てなにが面白いのかって?まぁ、騙されたと思って読んでみて。きっと騙されるから。
僕たちは基本的にお金がない。あっても無いような気がする。そこでそんな僕たちの強い味方「立ち飲み屋」が現れる。「給料日前でさ、お金ないからサクッと」とか言っときながら、気が付けば2時間くらいいる。いや、2時間以上いる事の方が多い。
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ペアリングやマリアージュなんて言葉は知らない、彼の頭にあるのはただひとつ、そう「カシスオレンジ」
酒の席でのTPOについて、皆様色々あるはず。「別に気にしなくいいやん。好きなもの飲もう」「雰囲気とか、食べるものとかによって飲む内容も変えよう」などなど。ちなみに私は後者で、TPOはある程度大切じゃないかと、考えている。それは友人の飲み方をみて、年相応に飲み方を知っていいた方がかっこいいと思ってしまったから。この話は、TPOを考える人と考えない人の分岐点がどこにあるのかを考察したもの。若干の偏見があるので、寛大な気持ちで読んで頂きたい。
成人式を終えた二十歳の新成人たちは、お酒を飲めるようになる。始めの頃なんて、ペアリングやマリアージュなんて意味もわからず、色々なお酒を好きなように飲む。その結果、吐き、寝て、人に迷惑をかけ成長し飲み方を覚える。だいたい30歳を超えるまでに、自分の限界を知り、食との飲み合わせを知るようになる。
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読んで頂き誠にありがとうございます。とりあえずひと言。なんかすみませんでした。今度隣の席で飲んでいるおっさん達をよく観察してみてください、だいたいこんな感じのはず。