合成界面活性剤を使用していない歯磨き粉として、注目を浴びる「せっけんハミガキ」。実際に気になったので、半年ほど前から利用しています。そこで感じたことや、使用している薬品などについて思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。
使い始めに感じたのはデメリットしかなかった
使い始めた当初は、歯を磨いた時に得られる「爽快感」や「磨いた実感」みたいなものが一切なく、「せっけんハミガキ」で歯を磨いた後に「アクアフレッシュ」で磨き直すほど。実際、1週間ほど利用して、以前使っていた「アクアフレッシュ」に戻しています。
それでも、「合成界面活性剤」を使用していないという、その一点に惹かれて、再度「せっけんハミガキ」に挑戦。
やはり、発泡しないことと、刺激がないことで「爽快感」はまったくなかったのですが、ちょっとした変化がありました。
朝いちの歯磨きで吐き気をもよおすような感覚がない
朝起きると、口臭や口内のネバっとした感じが不快で、すぐに歯を磨くようにしていたのですが、特有の吐き気がありました。せっけんハミガキに変えると、それがなくなりました。朝起きて、いきなり口の中に刺激が強く、よく発泡するものが入ってきたら、体が拒否するのは当然です。
その後の朝食にも変化がありました。
歯磨き後の食べ物の味が、以前だと変わっていたのですが、ほぼ食材の味、食べ物本来の味が楽しめるようになったこと。朝起きてすぐの口臭や、不快感を感じることなく、美味しい朝食が食べられるのは、一日のスタートをとても気分よく切れるようになりました。朝のコーヒーも美味しいままです。
使用して半年経ったいま
だいたい、1ヶ月がたった頃。始めたころに感じた「爽快感がない」「磨いた実感がない」という感覚はなくなりました。
「磨いた実感」は、もしかすると以前よりも増した感じがします。というのも、あまり発泡しないので隅々まで磨くようになりました。また、時間も以前は1分磨くかどうかだったのが、1度の歯磨きでかける時間が3分は磨くようになり、実際に長時間ブラッシングしているからです。その発泡性に関しても、微発泡ですが、きちんと発泡していることを実感できます。
「爽快感」に関しては、以前のモノの方があるのはありますが、これも現在はまったく気にならないです。慣れたことにより、ブラッシング後の爽快感が得られます。
歯磨き粉の味というか、香りも「せっけんハミガキ」は天然のペパーミント香料を使用しているので、せっけんの味は一切しません。
起きてすぐの不快感がなくなり、朝食も美味しくなり、えずくこともない。使用当初に感じたデメリットも、現在ではメリットに感じます。慣れただけですけど。
ほとんど発泡しないのと、低刺激ということもあり、子どもでも嫌がることなく、歯磨きができるかもしれませんね。使用を迷っておられる方は、ぜひお試しを。
せっけんハミガキ
“Text,Photo:中川 直幸”