タビ・アソビ

まだ知られていない京都-長岡京柳谷観音「楊谷寺」の名勝庭園は山の急斜面に造られたちょっと変わった素敵な庭

長岡京市の山中に築かれた「楊谷寺」。「柳谷観音」と呼ばれ親しまれているこちらは、眼のご利益があるとされ、眼病で悩む参拝者が多く足を運ぶそう。しかし、特筆すべきは京都府指定の名勝庭園「浄土苑」。書院に座り鑑賞する庭なのだけれど、山の急斜面を利用したなんとも不思議な造りで、秋には色鮮やかな景色が目を癒してくれる。

訪れる人が少なく自然の音を聞きながら静かに日本庭園の美を鑑賞できる

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京都の南部に位置する長岡京。市の取り組みから年々観光客を増やすこちらで、車以外でのアクセスが難しいことから穴場となっているのが「柳谷観音」。山中に隠すように建てられた、西山浄土宗の寺院で、空海が度々ここで修行をしたとされている。

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修行していると、目を怪我した猿がここの湧き水で目を癒していたのを発見した空海は、ここの水を眼病に効く「独鈷水(おこうずい)」として、世に広めたそう。

ただ、こちらで目に優しいのは水だけではない。京都府が指定する名勝庭園の「浄土苑」は、初夏には雨露に濡れる美しい紫陽花が、秋には色鮮やかな庭の木々が、訪れた人の目を癒してくれる。

また観光客の少なさから、庭を鑑賞する時は、風や鳥の声が聞こえるほどの静けさの中で、ゆったりと風韻を感じられるのも嬉しい。

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ところどころに置かれた大きな石は菩薩様に見立てられており、十三仏(阿弥陀如来、勢至菩薩、観音菩薩、不動明王など)や目菩薩、受菩薩などが安置されているそう。賑わう観光地を避け、ゆったりと秋色を目で堪能するのも風流かもしれない。

柳谷観音 楊谷寺
住所:京都府長岡京市浄土谷2
Tel:075-956-0017
営業時間:9:00-17:00

“Text:Taico,Photo:中川 直幸”




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