一眼レフカメラを買ってすぐの頃はどこに行くにも一緒だったけれど、少し時間が経つとホコリが被っている。だって持ち歩くには重く、正直スマホの写真の綺麗に撮れる気がする。僕も写真にハマる前はそんな感じでした。この状態になると、滅多にカメラを触らなくなると思います。ですが、この状態からカメラが楽しくて仕方なくなるきっかけがありました。それが夜景です。
通り過ぎる車を狂ったようにひたすら撮る
夜景は夜景なのですが、街の眺望とかそういうのではなく、大通りを走る車。ひたすらこの景色を撮影していました。何が面白いって、出来上がった写真がとりあえずかっこいい。暗闇をズバっと切り裂くような光のラインができていて、ヒップホップのCDジャケットみたいな写真がズバズバ撮れる。このかっこ良さったらない。
自分の写真の腕が上がったように感じて、夜な夜な撮りにいくわけですよ。おそらく、親には変態だと思われていたはずですよ。
でもそこから、昼間でも光の入り方とかを考えるようになり、景色以外の人やモノを綺麗に撮りたいと思うようになったんですね。
街の夜景写真は一眼レフならでは
まず動画(未加工)だと光が尾を引いたりはしないし、高性能でないとここまで明るく高画質で撮影ができないはず(最新機種はできるかもですが)。
そして、静止画なのに時間の流れを感じることができること。長時間露光(シャッタースピードを遅くすること)は、レンズを開放している間の時の流れを切り取っているような感覚が楽しめます。
そんな街なか夜景の魅力を存分に楽しめるのが「久御山ジャンクション」
まず交通量。時間や曜日によって変わりますが、久御山ジャンクションはだいたい18時から20時くらいが交通量も多いそう。30秒ほど開放すると、えっここ東京のどこか?みたいな光が派手に交差する都会的な写真に仕上がります。ただ、今回撮影したのが、日曜日の23時くらいなので、あまり交通量がなく、派手な写真にはなりませんでしたが。
あと、歩道橋と高速道路を支える柱がごちゃごちゃと入り組んでいるので、車や街灯の明かりが反射されて、写真全体に彩を与えてくれます。そんなこんなんで、街の夜景を三脚を立てて撮影すると、写真の面白さにハマるきっかけになるかもしれません。もちろん街なかに限らなくでも長時間露光で写真を撮ると面白いので、カメラ買ったけれど最近使っていないという人はぜひ一度お試しを。
久御山ジャンクション
住所:京都府久世郡久御山町
“Text,Photo:中川 直幸”