京都市内、中京区にある『御金(みかね)神社』。ピカピカに光る金色の鳥居がトレードマークのこちらは、「おかね」と読めることから、事業の成功、宝くじの当選、競馬での一攫千金など、お金に関する様々な願い事をする人が日本全国から訪れる、京都で人気の観光スポット。実際に願い事が叶った人が、その結果をSNSやブログにアップしたことから人気に火がついたらしいのですが、その数と結果はいかほどなのか、ちょっと気になったので調べてみました。
気になるご利益
早速、グーグルで「御金神社 当選」「御金神社 当たった」で検索すると。様々な検索結果が出てきます。ほとんどが、「宝くじで一等が当たった人がいると噂の御金神社にいってきた」系のものばかりです。その中で、個人ブログをされている方の内容に、「実際に当たった」との内容が。
その内容を見ると、実際にスクラッチくじで5千円が当たっている。それ以降は100円を拾ったそうですが、これはご利益ではなさそうです。ただ、お参り後にスクラッチくじが当たったのは、たしかにご利益っぽい。さらにそのブログには、お母さんの記載も。
ブログを投稿された方が、お母さんにお土産として御金神社の「おたから小判」を買って帰ったそうです。すると、なんとそのお母さんが、道で7万円が入った封筒を拾ったそう。もちろん警察に届けたそうですが、持ち主が現れず、お母さんは7万円をもらったとか。これはかなりのご利益かと。
これ以降も、ブログなどを検索するも、少額当選の内容は7件ほど発見。ツイッターやSNS系は、「行ってきた」「当たるといいな」系がほとんどで、なかなか高額当選者は見つからない。ここでふと、こんなことを考えてしまう。
「というか、そもそも高額当選した人は、発表しないんじゃないのか」
この疑念が頭から離れることはなく、検索結果も、10ページを超えたくらいから他府県の神社のご利益が出始め「御金神社」の結果がなくなってくる始末。「宝くじ 億 当選」とかで調べてみても、知恵袋的なサイトに「当たったけれどどうしたらいい」という相談の内容はあるけれど、個人が特定されるようなブログでは、高額当選者は出てこない。
そもそもここはなんの神社なのか
というか、そもそも「御金神社」にはどんな神様が祀られているのかが気になってきた。
調べてみると「金山毘古神」=「金山彦命」(かなやまひこのみこと)だそう。この神様は日本神話に登場する「鉱山」の神様とのこと。イザナミが火の神カグツチを産んで火傷をして苦しんでいる時の嘔吐物(たぐり)から化生した神様とか。なんてキテレツな発想をしてるんだ、日本神話は。なので、金とまったく関係ないわけではいのかも。
まとめるのであれば、高額な宝くじが当たった人は決してその情報を公開しないので、わからない。少額の宝くじが当たった人はそれなりに出てくる。財布よりもおたから小判の方がもしかするとご利益が高いのかもしれない。神社も、多少お金に関係していそう。とこんな感じでしょうか。
ただ、噂として実際に当たった人がいる、と言い切る人もいるので、もしかするともしかするかもしれません。信じるか信じないかは買って当たった本人しかわからないのでしょう。
御金神社
金運がアップしそう度 ★★★★★
住所:京都市中京区西洞院通御池上ル押西洞院町614
“Text,Photo:中川 直幸”