タビ・アソビ

大阪の海は悲しい色やね-堺泉北臨海工業地帯の夜景を見ながら「さよなら」を捨てに行こう

クリスマスは恋人と、なんて習慣はバブルと一緒に消えてしまったのかもしれない。でも、やっぱり1人で過ごすクリスマスもなんだか寂しい。しかも直前で別れてしまうなんて。そんな人は、大阪の海にさよならを捨てにいきましょう。ほんの少しの間、悲しさを忘れさせてくれるはず。

桟橋に停めた車にもたれてにじむ街の灯を見よう

冬の「堺泉北臨海工業地帯」は、大和川と大津川の間を埋め立てて作られた沿岸部の工業地帯。関西では最大級の工業地帯で、石油から鉄鋼などの工場に加え、発電所や物流センターも多く、夜でも一帯が煌々と輝いている。

工業地帯には入ることができないので、対岸の浜寺公園から撮影。海(実際は海ではなく浜寺水路)の向こうには高速道路が走り、露光時間を長くすると、車のライトが線を引き、工場の煙突から出てくる白煙も風に流され写真に色どりを与えてくれる。

水面に反射する光は尾を引くように長く伸び、幻想的な光景を浮かび上がらせる。そんな景色を眺めていたら、きっと失恋なんて忘れてしまうはず。

また浜寺公園は、浜寺水路沿いに遊歩道が設けられており、およそ2キロメートルの距離を工業地帯の絶景を眺めながら散策することができる。夜風に吹かれながらぶらぶら気分転換するにはぴったり。実際、地域の住人は浜寺公園でランニングをしたりウォーキングを楽しんだりしているよう。もちろん夜でも若者の憩いの場だったりするので、夜でもそこそこ人がおり、静まり返ってなにかが出てきそうな怖さはない。ただ、怖そうな人はたまにいる。自転車で園内を走り回っている齢50過ぎと見られる男性など、ふらっと近寄ってこられると鳥肌がたった。

夜景でなくとも、昼でも絶景に出会えるのがここの良いところ。浜寺公園の松林は、日本の名松100選に選ばれるほど美しく、大正から昭和にかけては別荘地としても賑わっていたとか。京都からも車で約1時間、電車で2時間ほどと、アクセス至便なので、気軽にミッドナイトヒーリングしてみよう。

堺泉北臨海工業地帯
夜の世界に癒される度 ★★★★★
撮影場所:浜寺公園
住所:大阪府堺市西区浜寺公園町

“Text,Photo:中川 直幸”

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