渡月橋と周辺の山裾、野宮神社から大河内山荘庭園に続く竹林などを幻想的に照らす「京都・嵐山花灯路2016」が12月9日よりスタート。外国人観光客や家族づれなど多くの人で賑わっていた。特に人気だったのは野宮神社付近の竹林で、細い道は立ち止まって撮影する人が塞いで通れないほど。
毎年100万人を超える人が来場
すっかり京都の冬の風物詩として定着した嵐山の花灯路は、「思わず歩きたくなる路」をテーマに、2005年からスタート。2011年には来場者が100万にを突破し、海外からの旅行客も数多く訪れ、暖かく照らされた幻想的な古都の街を堪能していた。
町や公園を優しく照らす手書きの行灯は、中之島公園会場でオリジナルのものを制作、展示ができるとか。描いたイラストは縮小コピーして、ミニチュア行灯として持ち帰れるのが嬉しい。※有料。
長神の社では、嵐山花灯路へのメッセージなどを書いたシールを、大型行灯に貼り付ける参加型のイベント「コトノハ行灯」を無料で開催している。
会場には、京都いけばな協会によるいけばなの展示が各所で行われ、花灯路に文字通り華を添えていた。
年々洗練されていく花灯路。参加型のイベントも多くなっているので、多少人は多いものの家族や友人、誰と行っても楽しめること間違いなし。混雑を緩和するなら平日が狙い目。土日は車での移動はかなり混雑することが予想されるので、ご覚悟を。駐輪場もあるので、自転車でいくのがおすすめ。三脚は禁止されていないものの、人の多い場所での使用は控えた方がいいかも。
京都・嵐山花灯路2016
開催期間:2016年12月9日-12月18日
時間:17:00-20:30
駐車場:なし
“Text,Photo:中川 直幸”