日本人は休日の使い方が下手らしい。そんなニュースを見ていると、たしかにそうかもしれないと思うことがある。休日になるたびに、好きな旅行に出かけて帰ってくるとクタクタになって泥のように眠る。これってもうバリバリのオンタイムと一緒なのでは。週に1日は何もせずにリラックスして過ごすことが、プライベートにも仕事にも大切なのかも。そんな時にオススメなのが、大山崎の「Moon Talk(ムーントーク)」。
国道に面していながらゆったり過ごせる不思議な空間
本当にゆったりしたいからといって、家の中でごろごろしていると、体がなまってしんどくなることもあるので、ランチくらいは外に出かけるのがおすすめ。町なかにいくと誘惑が多く、結局ウインドーショッピングを楽しんでしまう。ストレスは発散できるけれど、体は疲れてしまう。だったらいっそのこと、郊外のカフェへ行ってみよう。
もう、目的のランチ以外その周りになにもないので、そこで過ごすしかなく、ゆったりとした時間がすごせるはず。というのがそもそもの発想。そんな時にちょうど良いのが大山崎のカフェレストラン「Moon Talk(ムーントーク)」。
大山崎ジャンクションから国道171号線を南に少し下ったところにある、一見南国を連想させる白い建物がある。交通量の多い国道に面しているにも関わらず、主張が少ないせいか、見逃してしまう人もしばしば。
サーフィン好きのオーナーらしく、お店のいたるところに海を連想させる小物やサーフボードがレイアウト。不定期で音楽のライブイベントを開いたり、そのゆるゆるとした雰囲気が好きな常連も多いそう。料理もハワイアンな感じなのかといえばそうではない。
定食屋だった父の味を引き継いだ和食がメイン
比較的ゆったりとしたBGMが流れ、サーフィン好きのオーナーが集めた小物や手作りのインテリアを眺めながら食べる和食は、ハワイで食べる日本食のような感覚なのかも。
オーナーの父親が営んでいた定食屋の味わいそのままのフードメニューは、ダシにこだわった食材を生かす素朴な味わい。ご飯や味噌汁が付いており、気持ちをほっとさせてくれる。
煮鯖定食や、野菜たっぷり豚しゃぶ定食などは900円程度という、お手ごろ価格。ほか、野菜カレーやハンバーグプレートなど洋食メニューもスタンバイ。全て900円〜1,500円以内と財布に優しい価格設定が嬉しい。オープンからクローズまでノークローズなので、本当にいち日くつろいでいる人もいたとか。
週末は、素朴な味わいの定食を味わいながら、本を読んだり、友人とおしゃべりを楽しんだりしてゆったりしたいち日を過ごしてみて。
Moon Talk(ムーントーク)
■住所:京都府乙訓郡大山崎町大山崎鏡田45-30
■営業時間:11:00-22:00
■Close:水曜日
■駐車場:あり
■HP:http://shops.saloon.jp/moontalk/
“Text:Taico,Photo:中川 直幸”