新年がスタートしたけれど、ちょっとツキが悪いぞ、という時はパワースポットに頼ってみるのもありかも。関西にいくつかある、強いと言われているパワースポット。京都のお隣滋賀県では「神が住む」とか「人類発祥の地」とか言われている場所があるそう。まるで琵琶湖に浮かんでいるような「竹生島(ちくぶいじま)」がそうなのだとか。
ひょっこりひょうたん島みたいな見た目の無人島
大昔に人気だった、ミュージカルと人形劇が一緒になった「ひょっこりひょうたん島」という番組の主舞台、ひょうたん島。ふたこぶの山が印象的な島なのだけれど「竹生島」の見た目はそれにそっくり。どこかからドン・ガバチョやサンデー先生が出てきそうな雰囲気があるけれど、この島は無人島だそう。
島には宿泊施設も民家もなく、神社とお寺のほか、ちょっとしたお土産や食堂の施設が少しある程度。成人が普通に歩いて島見学をすると70分ほど、じっくり見ても2時間くらいという小さな島。寺社や店舗関係者は皆、島外から出勤するそう。
人ではなく神様が住んでいると言われている
無人島ゆえ、人は住んでいないけれど「神が住んでいる」と言われているそうで、島全体がパワースポットとされているとか。名前の由来も神が「いつく」島というのが「ちくぶ」に変わったという説もあり、とにかく縁起が良さそう。
そんな縁起の良さそうな島へ向け、長浜港から船に揺られることおよそ20分。島に着くといくつかの商店がお出迎えしてくれる。商店を抜けるとすぐ階段になっており、この上にあるのが「竹生島宝厳寺(ほうごんじ)」。この階段は急勾配で160段ほどあるので、ヒールは危険かも。ちなみに島内をめぐるには船代以外に入島料金が必要。
日本三大弁才天のひとつだそう
ここは西国三十三所観音霊場の第三十番札所で、厳島神社、江島神社に並ぶ日本三大弁才天の一つとしても有名で「弁才天信仰の聖地」ともいわれているとか。本堂には400年前に作られた弁才天像があるほか、本堂横には迫力満点の不動明王像も。
また幸せを呼ぶとされる「幸せだるま」も有名で、これに願いを書き奉納するとご利益が期待できるのだそう。
三重塔や重要文化財の舟廊下なども見所。
国宝の「竹生島神社(都久夫須麻神社)」ではかわらけ投げも
力強い印象を受ける「竹生島神社」の本堂は国宝建築物なのだとか。天井の華やかな装飾は必見。また竹生島の絶景スポットなのが「かわらけ投げ」で夢いな竜神拝所。丸い小さな皿に名前と願いを書いて、湖に突き出た鳥居に向け投げ、皿が鳥居をくぐると願いが叶うと言われているそう。竹生島にきた際はぜひ運試しを。縁起とパワーと、絶景を満喫できる「竹生島」に行くと、ツキの悪さも吹っ飛ばしてくれそうで、なにより気分転換にもぴったり。
竹生島
住所:滋賀県長浜市竹生島
船情報
琵琶湖汽船 > 竹生島クルーズ
http://www.biwakokisen.co.jp/basic/index3.php
びわ湖観光船オーミマリン(滋賀県・琵琶湖遊覧船)
http://www.ohmitetudo.co.jp/marine/index.php/line-tour/chikubushimameguri.html
“Text,Photo:中川 直幸”